更新日:2026/08/16投稿日:2026/08/16

「たるみが気になってきたけれど、ソフウェーブとハイフのどちらを選べばいいの?」と迷っていませんか。
どちらも切らずにたるみをケアできる人気の超音波治療ですが、じつは働きかける肌の層が根本的に異なり、得意とする悩みも変わってきます。ここを理解しないまま選んでしまうと、「思っていた効果と違った」と後悔しかねません。
この記事では、ソフウェーブとハイフの違いをわかりやすく解説します。
| ソフウェーブは万能ではなく、お顔の状態によっては効果を感じにくいケースもあります。だからこそ当院では、施術前に最大30分程度のお時間を設け、3D肌診断機でお顔の状態を見ながら、施術を担当する医師が直接カウンセリングを行います。効果が見込めるかどうかを正直にお伝えしたうえで、ご納得いただいてから施術に進みます。 |
※当院にてハイフは取り扱っていません
目次
ソフウェーブとハイフの違いを比較

結論からお伝えすると、ソフウェーブとハイフの決定的な違いは「熱を届ける肌の深さ」にあります。ソフウェーブは真皮という比較的浅い層に、ハイフはカートリッジを使い分けることで3.0mm(皮下組織)・4.5mm(SMAS付近)といった深い層にまで働きかけられます。これが、効果の方向性の違いにつながっているのです。
| 比較項目 | ソフウェーブ | ハイフ |
|---|---|---|
| 作用する層 | 真皮中層(約1.5mm)を中心とした浅めの層 | たるみ治療では3.0mm(皮下組織)・4.5mm(SMAS付近)が中心 |
| 熱の作り方 | パラレルビーム(Parallel Beam)で「面」を均一に加熱 | 集束超音波(Focused Ultrasound)で「点」の熱凝固点を作る |
| 効果 | ハリの向上・引き締め | リフトアップ |
| 痛みの感じ方 | 表面がギュッと熱くなる痛み/皮膚を爪でつねられた痛み | 骨に響くような痛み/神経に響くような鋭い痛み |
| 持続期間 | 6ヶ月〜1年程度 | 3ヶ月〜6ヶ月程度 |
| 頬コケのリスク | 低い(脂肪層に作用しにくい) | 設定・照射次第で生じる可能性あり |
| ダウンタイムの長さ | 数十分〜当日 | 数時間〜数日 |
| 費用相場(全顔1回) | 約20万〜25万円前後 | 約5万〜25万円前後(機種による) |
それぞれ詳しく解説していきます。
作用する層の違い

- ソフウェーブ:真皮中層(約1.5mm)を中心とした浅めの層
- ハイフ:カートリッジで深さを選択でき、3.0mm(皮下組織)・4.5mm(SMAS付近)といった深い層にも届く
両者の最も大きな違いは、超音波の熱を届ける肌の深さです。
ソフウェーブは真皮中層(約1.5mm)を中心とした比較的浅い層に熱を加える設計です。肌の断面をイメージすると、表面(表皮)のすぐ下にある「真皮」というハリを支える層に働きかけます。深さが固定されているぶん、狙う層が明確なのが特徴です。
一方ハイフは、カートリッジを使い分けることで照射する深さを変えられるのが特徴です。
- 1.5mm:浅い真皮
- 2.0mm:深い真皮
- 3.0mm:皮下組織
- 4.5mm:SMAS(表在性筋膜)付近
このうち「ハイフによるたるみ治療」では、3.0mm(皮下組織)や4.5mm(SMAS付近)といった深い層への照射を指すことが多くなります。皮膚だけでなく、顔全体を支える土台の組織まで熱エネルギーを届けることでリフトアップを狙う治療です。
なお、ハイフには1.5mmの浅いカートリッジも存在するため、深さだけを見ればソフウェーブと近い層を狙うことも可能です。それでも両者が同じ治療にならないのは、後述する「熱の作り方」が根本的に異なるためです。
一見、より深い位置にアプローチするハイフの方が顕著な効果が出そうですが、そういうことではないのですか?
必ずしもそうとは言えません。大切なのは「どこに熱を届けるか」ではなく、「悩みの原因に合った層に熱を届けるか」です。
たるみの原因は一つではなく、・真皮のハリや弾力の低下・SMASのゆるみ・脂肪の下垂・骨格の変化などが複雑に関係しています。
「より深い層に対する治療だから優れている」のではなく、「原因となっている層に適切にアプローチできるか」が重要です。
熱の作り方の違い

- ソフウェーブ:パラレルビーム(Parallel Beam)で「面」を均一に加熱
- ハイフ:集束超音波(Focused Ultrasound)で「点」の熱凝固点を作る
深さと並んで重要なのが、超音波の当て方そのものが違うという点です。ハイフにも1.5mmの浅いカートリッジは存在しますが、それでもソフウェーブと同じ治療にはなりません。熱の作り方が根本的に異なるからです。
ソフウェーブは「パラレルビーム(平行波)」を使い、真皮に円柱状の熱を面で均一に加えます。照射面全体をムラなく温めるため、加熱される範囲が広いのが特徴です。
一方ハイフは「集束超音波(Focused Ultrasound)」を使い、超音波を一点に集めて高温の「熱凝固点」を一定間隔で作ります。ピンポイントで強い熱を加え、その点を起点に組織を収縮させる仕組みです。
- ソフウェーブ:アイロンをかけるように、真皮を面で均一に温めるイメージ
- ハイフ:ホッチキスを打つように、点状の熱凝固点を一定間隔で作るイメージ
この違いがあるため、「ハリを面で底上げしたい」ならソフウェーブ、「土台を点で引き締めて引き上げたい」ならハイフ、という違いにつながっていきます。
効果の違い
- ソフウェーブ:ハリの向上や引き締め
- ハイフ:リフトアップ
作用する層が違うため、「たるみをどう改善するのか」という方向性も変わってきます。
ソフウェーブは真皮を広い範囲で温め、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。これにより肌そのもののハリや弾力を高め、全体をキュッと引き締めるタイトニング(美肌寄り)が得意です。小じわや肌質の改善もあわせて期待できるのが魅力といえます。
対してハイフは、3.0mm(皮下組織)や4.5mm(SMAS付近)といった深い層に熱を加え、筋膜そのものを収縮させます。土台からグッと引き上げるため、フェイスラインのもたつきや頬の下垂といった「たるみのリフトアップ」に強みがあります。
たとえば「顔全体が下がってきた」という悩みにはハイフ、「肌にハリがなくなってきた」という悩みにはソフウェーブが向いている、とイメージするとわかりやすいでしょう。
重度なたるみに対して、ソフウェーブは効果がないのですか?
たるみが目立つ方でも、ソフウェーブの施術によって肌のハリやフェイスラインの引き締めを感じるケースはあります。
一方で、皮膚の余りが多い場合や、脂肪の下垂が強い場合には、ソフウェーブ単独では十分な変化を得にくく、ほかの治療を併用したほうがよいこともあります。
大切なのは、皮膚のゆるみや脂肪の下垂など、どの要因が影響しているのかを確認した上で、適した治療法を選ぶことです。
痛みの違い
- ソフウェーブ:表面がギュッと熱くなる痛み/皮膚を爪でつねられた痛み
- ハイフ:骨に響くような痛み/神経に響くような鋭い痛み
どちらが痛いかは個人差が大きいため一概には言えませんが、「痛みの質」に違いがあります。
ソフウェーブは浅い層に作用するため、「表面がギュッと熱くなる痛み」や「皮膚を爪でつねられたような痛み」として感じられることが多いようです。熱が肌の比較的浅い部分にとどまるイメージです。
一方ハイフは3.0mm(皮下組織)や4.5mm(SMAS付近)といった深い層まで熱を届けるため、「骨に響くような痛み」や「神経に響くような鋭い痛み」を感じることがあります。皮膚の下には神経が多く分布しているため、深い層への照射では鋭い痛みが出やすいと考えられます。
※痛みの感じ方には個人差があります
効果の持続期間の違い
- ソフウェーブ:6ヶ月〜1年程度
- ハイフ:3ヶ月〜6ヶ月程度
持続期間そのものは、ソフウェーブの方が長い傾向です。どちらも1回の施術で変化が期待でき、効果を保つには定期的に受けるのが基本という点は共通しています。
どちらも「1回で終わり」ではなく、続けることで効果を保ちやすい治療といえます。
頬コケのリスクの違い
- ソフウェーブ:低い(脂肪層に作用しにくい)
- ハイフ:設定や照射次第で生じる可能性がある
ハイフは深い層に熱を届けますが、その過程で皮下脂肪の層にも作用する設定や照射方法があります。もともと脂肪が少ない方や照射設定によっては、脂肪が減りすぎて頬がこけて見えてしまう可能性がゼロではありません。
一方ソフウェーブは、脂肪層よりも浅い真皮に極限して熱を加える設計のため、脂肪の減少による頬コケが起こりにくいとされています(※)。むしろ、ゆるんだ皮膚が引き締まって肌が土台に沿うことで、皮膚のあまりによって生じていたコケ感が解消されるケースもあります。たとえば、やせ型でフェイスラインの「コケ」が心配な方にとっては、安心して受けやすい選択肢といえるでしょう。
※参考:International Association for Physicians in Aesthetic Medicine「Sofwave Guide for Patients and Physicians」
実際、「ハイフで頬がコケ気味になってしまったから、次はソフウェーブを受けたい」というご相談もよくいただきます。
ダウンタイムの長さの違い
- ソフウェーブ:数十分〜当日
- ハイフ:数時間〜数日
まず共通点として、ソフウェーブもハイフも、どちらも肌の表面を傷つけない施術のため、基本的に当日からメイクが可能です。切らない治療なので、施術跡が残る心配もありません。
違いが出るのは、赤みや腫れといった症状が引くまでの期間です。
ソフウェーブは症状がごく軽く、赤みが出ても数十分〜当日中に落ち着くことが多いとされます。
一方ハイフは、赤みや軽い腫れ、まれに筋肉痛のような違和感が数時間〜数日ほど続くことがあります。とくにむくみが出た場合はメイクで隠しにくいため、大事な予定の直前は避けると安心です。
費用相場の違い
- ソフウェーブ:全顔1回で約20万〜25万円前後
- ハイフ:全顔1回で約5万〜25万円前後(機種による差が大きい)
ソフウェーブよりハイフの方が、クリニックごとの費用差が大きい傾向にあります。これは、ソフウェーブには「機種」という概念がないのに対し、ハイフにはウルセラ・ウルトラセルQ+・ソノクイーンなど多くのメーカー・機種があることに由来します。
ハイフの場合、同じ照射範囲・ショット数でも、どの機種を導入しているかによって費用が変わってきます。全顔1回で5万円以下になるようなケースは、後発機による施術の可能性が高いでしょう。
ソフウェーブとハイフはどちらがおすすめ?目的別の選び方

ここまでの違いをふまえ、目的別のおすすめをまとめます。
| ソフウェーブが向いている方 | 肌のハリ・弾力を取り戻したい 小じわや肌質もあわせて整えたい ダウンタイムを極力避けたい 頬こけが心配 |
|---|---|
| ハイフが向いている方 | フェイスラインのもたつきを引き上げたい 深いたるみをしっかりリフトアップしたい |
大まかには、「ハリ・美肌・軽いたるみ」ならソフウェーブ、「深いたるみのリフトアップ」ならハイフという選び方が目安になります。
ただし、実際にどちらが向いているかは、お顔の状態を細かくチェックしたうえで判断する必要があります。まずは医師による診察を受けるところから始めましょう。
ソフウェーブとハイフは併用もできる

じつはソフウェーブとハイフは併用も可能です。
両者は作用する層が異なるため、組み合わせることでそれぞれの強みを活かせます。たとえば、ハイフで3.0mm(皮下組織)・4.5mm(SMAS付近)といった深い層からたるみを引き上げつつ、ソフウェーブで真皮のハリを高めれば、「土台からのリフトアップ」と「肌表面のハリ・タイトニング」を同時に狙えるのがメリットです。深さの違う2つのアプローチが補い合うと考えるとイメージしやすいでしょう。
ただし併用の適切なタイミングや順番、肌への負担は一人ひとりの状態によって異なります。自己判断ではなく、必ず医師と相談したうえで計画を立てることが大切です。
まとめ

ソフウェーブとハイフは、どちらも切らずにたるみをケアできる超音波治療ですが、働きかける層が根本的に異なります。大まかに分けるなら、「ハリ・美肌・軽いたるみ」ならソフウェーブ、「深いたるみのリフトアップ」ならハイフという選び方が目安になります。
自分のたるみの程度や優先したい悩みは人それぞれ違いますので、最終的には医師に相談し、あなたに合った治療を選んでいきましょう。
| ソフウェーブは万能ではなく、お顔の状態によっては効果を感じにくいケースもあります。だからこそ当院では、施術前に最大30分程度のお時間を設け、3D肌診断機でお顔の状態を見ながら、施術を担当する医師が直接カウンセリングを行います。効果が見込めるかどうかを正直にお伝えしたうえで、ご納得いただいてから施術に進みます。 |




