リジュランの失敗例とは?「失敗ではないパターン」との見分け方も解説

リジュランの失敗例とは?「失敗ではないパターン」との見分け方も解説|眠れるスキンクリニック田町|三田駅・田町駅の皮膚科・美容皮膚科・麻酔科

更新日:2026/09/22投稿日:2026/09/22

肌のハリやツヤのアップを目指してリジュランを検討するとき、「失敗したらどうしよう」という不安がよぎる方は多いのではないでしょうか。「リジュラン 失敗」と検索して情報を集めるうちに、赤みやしこり、効果を感じられなかったといった話題が目に入り、余計に心配になってしまうこともあるかもしれません。

この記事では、リジュランで実際に起こり得る失敗例と、その原因や避けるための方法を解説します。

リジュランは決して「危険な施術」ではないものの、お顔に対して薬剤を注射するというセンシティブな施術であるのは事実のため、信頼できるクリニックで受けることが欠かせません。リジュランを検討中の方は、リジュランの施術実績が豊富な当院にご相談ください。

リジュランで実際に起こる失敗例

リジュランで実際に起こり得る失敗例には、次の5つがあります。いずれも一時的な経過ではなく、注意が必要なトラブルです。

  • 皮膚の赤み・内出血・色素沈着が残った
  • 左右差など不自然な仕上がりになった
  • しこり(硬結)ができた
  • アレルギー反応が起きた
  • 効果を実感できないまま終わった

それぞれ詳しく見ていきましょう。

皮膚の赤み・内出血・色素沈着が残った

注射による赤みや内出血は多くの場合数日で引きますが、通常のダウンタイムを大きく超えて長引く場合は注意が必要です。特に気をつけたいのが、炎症が治まったあとに色素沈着(炎症後色素沈着:PIH)として残ってしまうケースです。

たとえば、内出血が数週間たっても茶色っぽく残る、赤みがなかなか消えないといった状態が続く場合は、一時的な反応の範囲を超えている可能性があります。日本人を含むアジア人の肌はもともとPIHを起こしやすいとされている(※)ため、気になる変化が続くときは早めに医師へ相談しましょう。

※参考:International Journal of Molecular Sciences「Novel Anti-Melanogenesis Properties of Polydeoxyribonucleotide, a Popular Wound Healing Booster

左右差など不自然な仕上がりになった

注入する量や位置の判断がずれると、左右で仕上がりに差が出たり、部分的に膨らみすぎたりして、不自然な印象になることがあります。これは注入物そのものの問題というより、どこにどれだけ入れるかという「配置・デザイン」の判断に起因する失敗です。

たとえば、片側だけふっくらして見える、狙っていない部分が盛り上がって見える、といったケースが該当します。

しこり(硬結)ができた

注入した薬剤が均一に馴染まず、皮膚の中で硬いかたまり(硬結)として残ってしまうことがあります。針が皮膚表面に近すぎると小さなふくらみができることがあり(※)、多くは吸収とともに落ち着きますが、長期間しこりとして残る場合は注意が必要です。

なお、施術直後に一時的に肌がボコボコする「エンボス現象」は、これとは異なる正常な経過です。長期間残る硬いしこりとは違い、時間とともに自然に落ち着いていくため、混同しないようにしましょう。

※参考:Journal of Cosmetic Dermatology「Efficacy of Polynucleotide‐Based Therapy in Atopic Dermatitis Management

アレルギー反応が起きた

頻度は高くありませんが、リジュランの成分やその他の配合成分に対して、アレルギー反応・過敏症状が起こることがあります。皮膚のバリアを針で越える施術である以上、まれに強い腫れ・かゆみ・発疹といった反応が生じる可能性はあります。

強いかゆみや広がる発疹など、通常の赤みとは違う反応を感じた場合は、我慢せずすぐに施術を受けた医療機関へ連絡してください。

ここまでかなり怖いトラブルが紹介されていますが、実際に起こり得るのですか?

西脇智哉 院長 西脇智哉

赤み・内出血のように、程度の差はあれ多くの方に多少なりとも起こり得るものもあれば、しこりやアレルギー反応、左右差のような不自然な仕上がりは、頻度としてはかなり低いトラブルです。ただ、頻度が低いからこそ「まさか自分が」と油断しやすく、実際に起きたときに慌ててしまう方が多いのも事実です。
だからこそ、「怖がらせるため」ではなく、「万が一気になる変化があったときに、正常な経過なのか相談すべきトラブルなのかを判断できるように」知っておいていただきたいことを、ここまで説明しました。
適切な技術・衛生管理のもとで施術を受けていれば、過度に心配する必要はありません。

効果を実感できないまま終わった

「思ったような変化がなかった」というのも、よくある失敗のパターンです。その背景には、リジュランをヒアルロン酸のような「ボリュームを足す施術」と勘違いしているケースが少なくありません。

リジュランは注入した部分を膨らませるのではなく、肌そのものの質感やハリを内側から整えていく施術です。そのため、シワを一気に埋めるような即効性を期待すると、「効果がない」と感じてしまいがちです。どんな変化が見込めるのかを事前に理解しておくことが、満足度を左右します。

リジュランに失明のリスクはある?

「リジュランで失明する」という情報を見て、不安に感じた方もいるかもしれません。結論から言うと、リジュランで失明したという報告は確認されておらず、過度に心配する必要はありません。リジュランは真皮の比較的浅い層に用いる施術で、血管を強く詰まらせるリスクは高くないと考えられます。

そもそも失明という重大な合併症は、主にヒアルロン酸や脂肪など「充填系フィラー」を眉間・鼻・目の周りに注入した際に報告されているものです(※1)。これらは薬剤が誤って動脈内に入り、逆流して網膜中心動脈などを詰まらせることで起こると考えられています(※2)。

とはいえ、顔への注射である以上、血管系の合併症リスクが完全にゼロとは言い切れません。だからこそ、顔の血管解剖を熟知した医師のもとで受けることが大切です。

※1 参考:The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology「Vascular Complications after Facial Filler Injection: A Literature Review and Meta-analysis
※2 参考:The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology「Visual Loss Secondary to Cosmetic Filler Injection

リジュランで失敗と思われがちだが実は正常な反応

失敗と誤解されやすいものの、実際には正常な経過である反応が次の3つです。知っておくことで、不要な不安を避けられます。

  • 術後の凸凹(エンボス現象)
  • 施術直後の腫れ・赤み

それぞれ詳しく見ていきましょう。

術後の凸凹(エンボス現象)

リジュラン施術後のエンボス現象

注入直後、肌の表面が一時的にボコボコと盛り上がって見えることがあります。これは「エンボス現象」と呼ばれるもので、薬剤が皮膚の浅い層に入ることで一時的に膨らんで見える状態です。

この盛り上がりは、薬剤が徐々に吸収されるにつれて自然に平らになっていきます。長期的に残るしこりとは異なり、失敗ではなく想定内の正常な経過ですので、過度に心配する必要はありません。

「エンボス現象による凸凹」と「しこり」は、どうやって見分ければいいのですか?

西脇智哉 院長 西脇智哉

見分けるポイントは、主に「いつ現れるか」と「その後どう変化していくか」です。
エンボス現象は施術直後、注入後すぐに現れる一時的な膨らみです。日を追うごとに徐々に目立たなくなっていき、通常は3〜10日程度で自然に消失します。
一方、注意が必要なしこりは、施術後しばらく経ってから気づくことが多く、2週間以上経っても大きさや硬さが変わらない、あるいは悪化していくのが特徴です。赤み・熱感・押したときの痛みを伴う場合も、通常の経過とは異なるサインです。
「10日程度経っても小さくならない」「触ると痛い・熱っぽい」といった状態があれば、自己判断せず施術を受けたクリニックに相談していただくのが安心です。

施術直後の腫れ・赤み

針を刺すことによる一時的な腫れ・赤み・内出血も、多くの方に見られる正常な反応です。一般的には、こうした赤みや腫れは施術後おおむね数日以内に落ち着くとされています

たとえば、施術当日から翌日にかけて赤みや軽い腫れがあっても、数日で引いていくようであれば心配はいりません。一方で、前半で触れたように何週間も長引く場合は、正常な範囲を超えている可能性があるため、期間を目安に見極めましょう。

リジュランの失敗が起こる原因

リジュランの失敗が起こる主な原因は、次の4つに整理できます。

  • 医師の技術・経験の差(注入量・注入層の判断ミス)
  • 禁忌を守らず施術を受けた
  • 適応の見極め不足
  • カウンセリング・アフターケアの不足

それぞれ詳しく見ていきましょう。

医師の技術・経験の差(注入量・注入層の判断ミス)

どの深さ(層)に、どれだけの量を注入するかの判断は、医師の手技や経験に大きく左右されます。この判断を誤ると、しこり・凹凸・左右差といったトラブルに直結します

たとえば、浅く入れすぎればふくらみやしこりが出やすくなり、逆に狙った層を外せば期待した効果が得られにくくなります。手打ちか機器を使うかにかかわらず、注入技術は施術部位や組織、医師の技量に応じて選択されるべきもので、経験の差が仕上がりを分けます。

西脇智哉 院長 西脇智哉

当院の場合、まず解剖学的に血管や神経が集中する部位を把握した上で、部位ごとによる皮膚の厚さを考慮し、適切な深さ・角度で注入することを徹底しています。また、コストがかかってでも扱いやすいシリンジや針を選定しておくことも、正確な深さ・力加減でコントロールしながら注入するためには欠かせない準備です。
しこりや感染を防ぐため、消毒や器具の管理といった衛生面も基本として大切にしています。

禁忌を守らず施術を受けた

施術を受けるべきでない状態で受けてしまうことも、失敗の大きな原因です。たとえば、治療部位に炎症や感染症がある方、強いアレルギー体質の方、自己免疫疾患のある方などは、トラブルが起こりやすくなるとされています(※)。

これに関しては、通常は事前の申告と医師の確認で避けられるものです。持病やアレルギー歴は、施術前に必ず正直に伝えましょう。

※参考:Diagnostics「Adverse Effects Associated with Dermal Filler Treatments: Part II Vascular Complication

適応の見極め不足

リジュランには向いている悩みと、向いていない悩みがあります。

向いている悩み向いていない悩み
・肌のハリ、弾力の低下
・小ジワ、キメの乱れ
・肌荒れ、軽度のニキビ跡
・毛穴の目立ち、乾燥
・深いシワ
・進行したたるみ
・骨格や脂肪由来のクマ
・こけた頬や目のくぼみなど、ふっくらさせたい悩み

リジュランは肌質やハリを内側から整える施術のため、たとえば「くっきり刻まれた深いシワを一気に消したい」といった目的には合いません。

適応を見極めないまま受けると、「効果がない=失敗」という受け取り方につながってしまいます。自分の悩みに合っているかを事前に確認することが大切です。

カウンセリング・アフターケアの不足

施術前のカウンセリングで期待値のすり合わせが不十分だったり、施術後のセルフケアを怠ったりすることも、失敗や不満につながります。これは医師側・患者側どちらの要因にもなり得ます。

たとえば、医師が起こり得る反応やダウンタイムを十分に説明しないと、患者は正常な経過まで「失敗」と感じてしまいます。一方で、施術後に日焼けや強い摩擦を避けるといったケアを守らなければ、赤みや色素沈着が長引く原因にもなります。双方の理解と協力が欠かせません。

リジュランで失敗しないためのポイント

リジュランでの失敗を避けるために、自分でできる対策が次の4つです。

  • 信頼できるクリニックで受ける
  • 施術を避けるべき状態でないか確認する
  • 自分の肌悩みに合っているか見極める
  • ダウンタイム・副作用を事前に理解する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

信頼できるクリニックで受ける

失敗を避けるうえで最も大切なのが、信頼できるクリニック・医師を選ぶことです。注入の技術も、血管系の重大な合併症を防ぐ知識も、施術者の技量と経験に大きく依存します

具体的には、症例写真が豊富に公開されているか、リスクやダウンタイムについて誠実に説明してくれるか、といった点を確認しましょう。良い面ばかりを強調するのではなく、起こり得る副作用まできちんと伝えてくれるクリニックほど信頼できます。

施術を避けるべき状態でないか確認する

前述のとおり、治療部位の炎症・感染症や、強いアレルギー体質・自己免疫疾患などは、施術を避けたほうがよい状態です。こうした禁忌に該当しないかを、施術前に確認・申告することが欠かせません。

また、その日に肌が荒れている、体調がすぐれないといった場合は、無理に受けず医師に相談しましょう。持病やアレルギー歴、服用中の薬を正直に伝え、医師の問診をきちんと受けることが、トラブルを避ける近道です。

自分の肌悩みに合っているか見極める

「効果がない」という失敗を避けるには、そもそも自分の悩みがリジュランに合っているかを見極めることが重要です。肌質やハリの改善には向いていますが、深いシワや大きなたるみを埋める目的には適しません。

たとえば、ボリュームを補いたい悩みであればヒアルロン酸、たるみが強ければ別の施術というように、目的に応じた選択肢があります。カウンセリングで「自分の悩みに本当に合っているか」を率直に相談し、合わない場合は他の施術も含めて検討しましょう。

ダウンタイム・副作用を事前に理解する

エンボス現象や一時的な腫れ・赤みといった「正常な反応」を、あらかじめ理解しておくことも大切です。これを知らないと、想定内の経過まで「失敗した」と受け取ってしまいます。

以下は、失敗と誤解されやすい正常な反応と、注意が必要な状態の目安をまとめたものです。事前にイメージを持っておくことで、不要な不安を減らせます。

状態正常な反応の目安注意が必要なサイン
凸凹直後のエンボス現象。吸収とともに平坦化長期間残る硬いしこり
腫れ・赤み数日以内に落ち着く何週間も長引く赤み・内出血
ニキビ一時的に出て徐々に落ち着く悪化が続く・強い炎症を伴う
その他軽いかゆみ・つっぱり感強い痛み・広がる発疹

まとめ

リジュランの「失敗」とされる声には、本当に注意すべきトラブルと、実は正常な経過が混在しています。長引く色素沈着やしこり、左右差、効果を感じられないといった失敗の多くは、医師の技術や適応の見極め、禁忌の確認不足といった原因にたどり着きます。

一方で、エンボス現象や施術直後の腫れ・赤み、一時的なニキビは、多くが正常な経過です。この違いを理解し、リスク説明が丁寧なクリニックを選ぶことが、後悔しない一番の近道といえるでしょう。気になる変化が長引くときは、早めに医師へ相談してください。

リジュランは決して「危険な施術」ではないものの、お顔に対して薬剤を注射するというセンシティブな施術であるのは事実のため、信頼できるクリニックで受けることが欠かせません。リジュランを検討中の方は、リジュランの施術実績が豊富な当院にご相談ください。
  • 本治療で使用する医療機器は、医薬品医療機器等法上、日本国内で承認されていない未承認医療機器です。
  • 当院では、医師の責任のもと、適切な手続きを経て輸入した医療機器を使用しています。個人輸入された医薬品・医療機器等の使用によるリスクについては、厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご確認ください。
  • 国内において、同一の成分または性能を有する承認済みの医薬品・医療機器はありません。
  • 諸外国において、現在までに重大なリスクは報告されていません。
  • 万が一重篤な副作用等が生じた場合、国の医薬品副作用被害救済制度等の対象外となる場合があります。
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